iTeroエレメント口腔内スキャナーを使用したスプリント矯正


当クリニックはiTeroエレメント口腔内スキャナーという機器を導入しました。

今までの矯正治療は、歯型を印象材でとって固めて模型にして診断に使用していました。

iTeroエレメント口腔内スキャナーは、ビデオ撮影するみたいに口腔内を映して診断に使用する機器です。

診断は下記の順番で行います。

簡単検査

スマートフォンで顔貌写真及び口腔内写真を撮影し、治療の難易度を判定します。

次に上下の歯型および噛みあわせをiTeroエレメント口腔内スキャナーを使用して撮影します。

撮影が終わると5分足らずで矯正治療後の歯並びを見ることができます。

 

左が治療前、右が治療後写真です。

 

〈正面写真〉

 

〈上顎写真〉

 

〈下顎写真〉

精密検査

簡単検査の後、治療をするという段階になると、治療期間、アタッチメント(レジンのぽっち)IPR(歯間削合)を含めた細かい治療計画書がでます。

このときは1枚ごと口腔内の状態が確認できます。

歯の最終位置が気に入らないときは要望を送って訂正してもらいます。

最終位置が目標を達成した時点で承認されてアライナー(スプリント型矯正装置)の作成に入ります。

治療開始

アライナーが届いた時点で、アタッチメントの設置、およびIPR(歯間削合)を行い、一枚目のアライナーを使用します。

アライナーは一日20時間以上使用します。基本的に食事する以外は常につけている状態です。

 

大体1週間ごとに新しいアライナーに交換します。

アライナー使用時は多少の痛みが出ますが、少しずつ慣れてきます。

 

4週間一度来院して新しいアライナーの受け取りと口腔内の状態を確認します。

どうしてもアライナーが入らないときは来院してもらい調整します。

 

場合によっては再度スキャンしなおしてアライナーを作り直す時もあります。